iPhoneのジャーナルアプリを使ってみた。無理なく続ける使い方と向いている人

iPhoneのジャーナルアプリを使ってみた。無理なく続ける使い方と向いている人

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iPhoneに「ジャーナル」という標準アプリがあるのを知り、実際に記録をひとつ作ってみました。

ジャーナルを作り、提案の利用を許可すると、iPhoneに残っている写真や行動などをもとに、書くきっかけを表示してくれます。

最初は、さまざまなアプリの情報を拾って、次々と面白い提案をしてくれるものを想像していました。

しかし、1件使ってみた時点では、そこまで大きく広がっていく印象はありませんでした。

とはいえ、使い方を少し変えて考えると、このシンプルさが合う人もいそうです。

今回は、iPhoneのジャーナルアプリでできることと、無理なく使うための方法を紹介します。

iPhoneのジャーナルは、日常を気軽に残せる標準アプリ

ジャーナルは、文章だけでなく、写真や動画、音声、位置情報などを一緒に残せるAppleの標準アプリです。

きちんとした日記を書くだけではなく、「今日はここへ行った」「この写真が印象に残った」といった短い記録にも使えます。

Appleの案内では、写真、訪れた場所、再生した音楽、ワークアウトなど、最近の行動をもとに記録の候補を提案する仕組みも用意されています。

何もない画面を前にして一から書くより、きっかけがあるぶん始めやすいのが特徴です。

実際に1件作って感じたのは、便利だけれど意外とシンプル

僕も提案を許可し、表示された内容から記録をひとつ作ってみました。

操作は難しくありません。候補を選び、そこに文章を加えれば記録として残せます。

一方で、使い始めてすぐに「これは毎日どんどん書きたくなる」と感じたわけではありませんでした。

提案があるといっても、アプリが自分の一日を自動で日記にしてくれるわけではありません。最後は自分で残したいものを選び、言葉を添える必要があります。

ただ、これは欠点というより、ジャーナルの立ち位置なのだと思います。

何でも自動でまとめるアプリではなく、自分では忘れていた小さな出来事を、思い出すきっかけにするアプリです。

毎日書こうとしないほうが続けやすい

日記と聞くと、毎日その日の出来事を何行も書かなければならないように感じます。

その考え方だと、忙しい日が続いたときに負担になり、数日空いただけでやめたくなるかもしれません。

ジャーナルは、毎日使わなくても構わないと思います。

写真を見返したとき、出かけた場所を覚えておきたいとき、少し気持ちを整理したいとき。そのタイミングで一言だけ残す使い方でも十分です。

「今日はよかった」「次はこうしたい」と短く書くだけなら、長い文章を考える必要もありません。

日記の習慣を作るより、残しておきたい瞬間を拾う場所と考えると、少し使いやすくなります。

提案が物足りないときは、ほかのアプリから自分で持ち込む

自動で表示される提案だけを見ていると、内容が似ていると感じることもありそうです。

そんなときは、ジャーナル側から提案されるのを待たず、ほかのアプリで見つけたものを共有して残す方法があります。

Appleの案内では、ニュース記事、音楽、ポッドキャストなどを別のアプリからジャーナルへ追加できます。

気になった記事に「あとで考えたい」と一言添える。好きな曲に、その日に感じたことを残す。旅行先の写真に、家族との小さな出来事を書き加える。

この使い方なら、提案の幅が狭く感じても、自分の興味に合わせて記録を増やせます。

用途ごとに分けると、普通の日記以外にも使える

ジャーナルは、日々の出来事を順番に書くだけでなく、目的を決めて使う方法もあります。

たとえば、次のような分け方です。

  • 家族で出かけた場所の記録
  • 読んだ本や見た映画の感想
  • 体調や運動についての短いメモ
  • ブログ記事になりそうな気づき
  • その日に少しよかったこと

何でも一か所へ入れるより、「これは後で見返したい」と思うテーマをひとつ決めるほうが、使う目的が分かりやすくなります。

最初から細かく分類せず、まずは一つだけ作り、必要になったら分けるくらいでよさそうです。

人に見られたくない記録にも配慮されている

日記には、ほかの人には見られたくない内容を書くこともあります。

ジャーナルは、端末のパスコードに加え、Face IDやTouch IDなどでアプリをロックできます。

Appleによると、iCloudに保存されたジャーナルの記録はエンドツーエンドで暗号化されます。また、記録の提案も端末上で作られ、どの候補をジャーナルへ追加するかは自分で選べます。

もちろん、iPhone自体のパスコード管理は必要ですが、個人的な内容を残すアプリとしてプライバシーを意識した仕組みになっています。

ジャーナルアプリが向いていそうな人

実際に1件使ってみた印象では、ジャーナルは多機能な日記アプリを探している人より、できるだけ簡単に始めたい人に向いています。

特に合いそうなのは、次のような人です。

  • 日記を始めても、何を書けばよいか迷ってしまう人
  • 写真と一緒に短い文章を残したい人
  • 新しいアカウントや有料サービスを増やしたくない人
  • 毎日ではなく、ときどき記録を残したい人
  • 出来事よりも、そのとき感じたことを後で振り返りたい人

反対に、細かなタグ管理や豊富なテンプレートを使いたい場合は、専用の日記アプリのほうが合うこともあります。

ジャーナルは、最初から多くを求めず、iPhoneに入っている小さな記録場所として使うのがよさそうです。

書くことを、もう少し深めたい人へ

ジャーナルをきっかけに、自分の気持ちを言葉にすることへ興味が出てきた人には、『さみしい夜にはペンを持て』も参考になります。

文章を上手に書くための本というより、書くことを通して自分との付き合い方を考える物語です。

毎日日記を書く自信はなくても、まず自分のために言葉を残してみたい人に向いています。

古賀 史健 (著), ならの (イラスト)

まとめ

iPhoneのジャーナルは、使い始めた瞬間から驚くような提案が次々に出てくるアプリではありませんでした。

しかし、写真や場所などをきっかけに、忘れそうな出来事を一言だけ残せるのは便利です。

自動提案だけで物足りないときは、気になった記事や音楽、写真をほかのアプリから共有して、自分で記録の幅を広げることもできます。

毎日続ける必要はありません。何かを残したくなった日に、一言だけ書いてみる。

そんな力の抜けた使い方なら、これまで日記が続かなかった人にも、新しい記録の形になるかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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